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趣味や「没頭できる時間」が、こころを整える。



みなさんには、「つい夢中になってしまうこと」ってありますか?


執筆者:老久保 あきら (BANSO-CO ばんそうメイト)

保有資格:公認心理師、臨床心理士【スーパーバイザー】






たとえば―― 

  • コーヒーをじっくり淹れる時間 

  • 本の世界にどっぷり浸るひととき 

  • 無心で編み物をする手元 

  • 外に出て、自然の中でぼーっと過ごすこと


こうした「趣味」や「没頭できること」は、こころの健康にとって、とても大切な役割を持っています。


「楽しい!」がこころを整える

私たちが元気でいるためには、ポジティブな感情――たとえば「楽しい」「癒される」「心地いい」「ホッとする」といった気持ちを、日常の中でちゃんと味わうことが大切です。

趣味や好きなことに没頭する時間は、そうした感情を自然と引き出してくれます。仕事のストレス、将来への不安、人間関係のモヤモヤ……そんなことを休みなく考えてしまう「ぐるぐる思考」から、少し距離を置けるのです。

そして、こころが整うと、不思議と身体も軽くなることがあります。まるで、空気がひとつ入れ替わったような感覚です。


「わたしのリフレッシュ手段」、持っていますか?

自分に合った「リフレッシュ手段」を持っていると、疲れやストレスを感じたときに立ち戻れる「安心の拠りどころ」になります。さらに、選択肢は一つだけでなく、二つ、三つと持っていると、気分や体調に合わせて選べるのでおすすめです。

たとえば……

  • 休日の朝はカフェで本を読む

  • 平日の夜は刺繍タイム

  • 月に一度はソロキャンプ

  • 雨の日はおうち映画館

こうして「趣味を生活に組み込む」ことができると、自分らしいペースが整ってきます。

はじめは「毎週土曜の夜30分だけ」といったように、軽やかにルールを決めて始めるのもよいですね。


まだ趣味がない人はどうすれば?

「これといって、趣味がないんだよな…」 そんなときは、まずは「興味の種」を探してみましょう。

  • 身近な人に「最近ハマってることある?」と聞いてみる 

  • SNSで「#趣味」などで検索して、他の人の楽しみ方をのぞいてみる 

  • 本屋さんの雑誌コーナーをぐるっとまわって、ピンとくる表紙を探してみる 

  • 地元の掲示板や市の広報紙に載っている教室・サークル情報をチェック

「これならやってみたいかも!」というものが一つでも見つかれば、まずは気軽にトライしてみましょう。 やってみたら意外と楽しかった、ということも多いものです。


「没頭」する準備も、大事なステップ

せっかくの趣味の時間も、頭の中が「やることリスト」でいっぱいでは、気がそぞろになりますよね。

そんなときは、ちょっとした工夫を。

  • あらかじめやるべき家事や仕事を終わらせておく

  • 趣味の時間を「この30分だけ!」と決めて、その後に残りのタスクを回す など、あらかじめ時間を区切っておくのがおすすめです。


また、子育て中で自分の時間がとれない方も、

  • お子さんのお昼寝中にできる趣味 

  • 習い事の時間を、自分のリフレッシュタイムに充てる 

など、「隙間時間」をうまく活用できるといいですね。


「私が整っていることが、家族やまわりの人の安心にもつながる」 そんな気持ちで、自分

自身をいたわることも大切です。


「没頭できる時間」は、幸せの土台になる。

人は、「いま、ここ」に集中しているとき―― つまり、何かに夢中になっている時間に、幸福感を感じやすいと言われています。

ですから、趣味の時間は“できるだけ思いっきり”味わってください。

「きれい!」「楽しい!」「癒される~!」そんな気持ちが湧いてきたら、ぜひ言葉にしてみましょう。自分の感情に気づいてあげることも、こころを整える一歩です。


最後に

忙しい毎日。だからこそ、自分が「楽しい」と思える時間を、大切にしていただけたらと思います。

好きなことを見つけて、じっくり浸る。それは、こころを整える、とてもやさしいセルフケアのひとつです。

あなたにとっての「こころの休息時間」が、見つかりますように。

 

もし「自分が没頭できるものや、時間がうまく見つけられない」と感じる方は、一緒に考えてみませんか。BANSO-COの専門スタッフにご相談ください。わかりやすく、より効果的にサポートをさせていただきます。


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